2020/10/29

エンジン修理の続き




 77FLH様 エンジン修理の続きです。

腰上組付けの下準備が整ったところで、入庫時に伺っていた症状から考えて一応確認位の気持ちでバルブタイミング測定しましたが、S&S “H”カムのカタログプロフィールから一番遅れていたフロントインテークでクランク角で17.5°  4箇所の平均値で13°遅れていました。

カムギヤの組付けは一般的なキー溝合わせで間違いではありませんが、実測値は大きく遅れていました。

カムシャフトのキー溝はカム研機のセット時の基準の筈なのですが、なぜこんなにずれてしまうのか?

S&Sはカムシャフトに組み込まれて来るギヤにはもキー溝合わせを基準としているラインがマーキングされているので、メーカー側の基準が変わったとも考えにくいです。

S&SもAndrewsもキー溝合わせでドンピシャ合う物の方が稀です。

一貫性が有ればあらかじめ何度ずらした所を基準とすれば良いとセオリーが見つけられるので、過去の実測値データ照らし合わせて検討してみます。



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