2020/09/16

crazy frank






78FXS crazy frank様 トラブルシューティングです。

腰上オーバーホール2軒で2回やり直してあるらしいですが、コンプレッションテストの結果F 550kPa R 750kPaと前後差約2kgf/㎠差が出てしまっています。
前後気筒差2kgf/㎠有るとシングルキャブのハーレーは当然プラグの焼けも前後差出ます。
前後気筒間で圧縮圧力が変わると燃焼状態に差が出ます。

A/F計繋いでセッティングとった形跡が有りますが、本来A/F計メーカー各社ワイドバンドセンサーの取り付け位置、角度の指定が有りますが、この小さな穴にアダプターを取り付けしてワイドバンドセンサー取り付けしているのでしょうが、果たして正確な数値が取れているのでしょうか?
プラグの焼けは明らかに随分とリッチなので、典型的な測定不良の実際の数値よりリーンの数値が出ているのではないか?と思います。

そもそもA/F計を使ったセッティングの前に組み上げたエンジンのコンプレッションテストは必須です。

正しい知識と環境の無い店のエンジン、ミッションオーバーホールの被害者の方のやり直しの相談を受けるのは自分も辛いです。

GLORYで必ず満足して頂ける結果を出したいと思います。

油圧はタペットスクリーン、ロッカーシャフトエンド共にフルホット状態で測定しましたが問題なさそうです。


GLORY ENGINEERING
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