81FXS様 エンジンオーバーホール作業の続きです。
ロッカーアームシャフトブッシュ全て入れ替え、ラインリーム加工、ホーニングでロッカーアームシャフトとのクリアランス調整、仕上げ、ロッカーアームサイドスラスト調整です。
ロッカーアームシャフトブッシュのクリアランスが大きいと油圧が逃げるので〜72はエンジン全体の油圧低下、73〜はトップエンドの油圧が低下します。 73以降はリリーフバルブでトップエンドに優先的にオイル供給する構造になっているので、トップエンドの油圧が上がらないとコンロッド大端ベアリングへオイル供給できません。
ラッシュアジャスター=油圧タペットからの打音もラッシュアジャスターの不良では無く、油圧低下が原因の可能性もあります。
腰上オーバーホール済みの車両でも手付かずの個体が非常に多いですが、非常に重要な箇所です。
GLORY ENGINEERING
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