81FXS様 エンジンオーバーホールの作業の続きです。
ボーリング、ホーニングの仕上がり寸法クリアランス確認計測
そして今回はピストンリングギャップ調整もダミーヘッド付きで調整してみました。
ダミーヘッド=トルクプレートはシリンダーのボーリングホーニング加工時にクランクケース、シリンダーヘッドに組み付け状況の歪みを再現して加工する為の物ですが、シリンダー、ヘッド組んで歪むという事はピストンリングギャップ調整もダミーヘッド付きで行った方が良いのではないか?と思っての試みです。
そして、エキスパンダーリング張力調整です。
このエキスパンダーリングが厄介で、張り過ぎずしっかり張って無いとオイル消費量が増えたり、逆に最悪焼き付く事もあり得ます。
ピストンリングは奥が深く難しいです。
ただ一つ言える事は自分はKEITH BLACKのキャストピストンは日本の旧車ユーザーの鍛造ピストンアレルギーも考慮した上でのストリートユーズでは最も理想的なピストンだと思っていますが、付属で付いてくるHASTINGSの化石みたいな張力頼りのピストンリングとは早くお別れしたいです。
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