意味不明のタイトルですが、ごく一部の人達だけはニヤッとなるんではないでしょうか?
今日は珍しく写真をちゃんと撮っているので前置き抜きでいきたいと思います。
が、バイクの画像も無いしカスタムネタでもないんで面白くなかったらゴメンナサイ
っていうかオモシロくないです!
75FXE,84FXEまとめていきます。
75、84同じくFXE仲良く並んでキッカー火炙りの刑執行です。
75FXEのラチェットトップ周辺もブッシュ打ち替え作業まとめていきます。
下穴径、真円度計測です。
Newブッシュ側も計測、任意に設定した締め代になるよう旋盤にて
外形切削
ラチェットトップ、ポールシャフトブッシュ下穴ももちろん計測です。
画像が前後してしまいましたが、全て同じ作業しているのでご勘弁下さい。
各ブッシュ締め代調整で旋盤加工したのですが、84FXEのレプリカキッカーカバー
のみ既製品のブッシュでは締め代不足の為、燐青銅材にてOne Off製作しました。
タンクやマフラーのワンオフなら観てくれている人達もオモシロいのでしょうが、
なんと地味なワンオフ製作なんでしょう!?
地味地味ワンオフパーツ完成です。
仕上げ寸法検査、「バッチリ最高当たり前」の狙い通りに仕上がっております。
一番右が既製品の砲金製に対して、左の二つ赤みのかかった物が燐青銅製です。
再度火炙りの刑からの圧入完了です。
からのリーマーにて内径寸法を任意のクリアランスに仕上げていきます。
この作業も灼熱からの室温20℃に落としているので、一日の間に
灼熱〜20℃を二度も繰り返すと風邪引きそうになります。
先日業者様とリーマー合わせの作業について話題になったのですが、
汎用性の高い工具程作業者による差が大きく出ると思います、しいては
経験の差はイコールクオリティーの差になるであろうと思っています。
僕の中での神とのその差は天地よりも大きく開いていると思います。
ごめんなさい! 90°首傾けて見て下さい 笑
ポールキャリアブッシングも内径仕上げですが、以前にも書いたかもしれませんが
クリアランスの数値含め難易度なかなか高い箇所と思っています。
トライ&エラー何度も繰り返してきたお陰で今回なかなか良いです!
僕こういう所が狙い通りに決まると非常に気分がいい変態です。
ただ、これ位で気分が良くなれる間は半人前ですね。
狙い通り安定してできるのが職人だと思うので精進します。
数値だけでなく実際に仮組みでの手の感触も大事かと思っています。
ポールシャフトブッシングも完了です。
オイルシールやOリングの入らない箇所なのでクリアランス命です。
ラチェットトップからのオイル漏れはこの箇所の摩耗が原因です。
84FXEも同じくブッシュ内径仕上げの後クランクギア組み付けしたのですが、
キッカーシャフトのスラストが気になったので計測
キッカー周辺もちろん絶対的に対策追加工が必要な箇所あるのですが、
キッカーシャフトのスラストクリアランス過多もブッシュの摩耗を早めると共に
二次災害にも繋がっているのではないか?と思います。
地味地味ワンオフシム製作でスラストクリアランス任意の数値に合わせておきました。
地味すぎる作業をツラツラと書きましたが、内燃機屋さんはこんな作業を
毎日明けても暮れてもやってるんだなーなんて思いつつ、
ゆくゆくは、シリンダーのボーリング、ホーニング、バルブシートカットを
社内でできる様になれば、外注待ちが無くなるな〜なんて思いました。
しばらく先になるでしょうが、社内で内燃機加工目標としておきたいと思います。
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