現在AM4:17なので前置き無しで早速いきたいと思います。
佳境に入っている52FLです
前回スロットル側は終わっていたので左側、手動進角です
今回はオートアドバンスのデスビのままいくのですが、
将来的に手動進角化も可能な様にプランジャー溶接なんて強行手段には出ず
少し賢い方法で手動進角側グリップの動き殺しておきました。
いよいよエンジン始動といきたい所ですが、その前にノブの締め込みに
引っかかり感のあったシャットオフバルブの気密性を確認したところ
全閉にもかかわらずまあまあ良いペースで漏れてきます。
と言う事でシャットオフバルブのアライメント修正です。
修正、組み付け、動作確認を数回繰り返して完了です。
我ながら完璧と言えるクオリティーではないかと思えるほど
引っかかり無くスルッスル締まります。
もちろんGAS漏れも止まり完了です。
近頃流行り感さえ感じるリンカートキャブ 純正のフロートバルブであれば
鉄対ブラスです。
純正シャットオフバルブ付きタンク×リンカートの際はこの箇所の
全閉時の気密性は大切です。
締め込みの際引っかかりを感じる、締め込みが妙に堅い物は漏れていると思って
良いかと思います。
他にも思い当たる事ありますが、リンカートが燃えるなんて言われる原因の
一つではないでしょうか。
続いて、タンク脱着のついでに交換依頼されていた純正シフトゲートですが、
元付いている物が見事に加工されています。
シフターレバースタッド見事にガタガタです。
ここがこの状態で社外シフトゲートが信用できないと削るのは本末転倒です。
残念
本来の状態に戻します。ブッシュ打ち替え
からの、リーマー合わせ
シフトレバーも炙った痕跡があり嫌な予感的中で修正しておきました。
シフトゲート通りスコスコ入る事を確認して完了です。
これにて依頼内容全て完了 Al材でスペーサー2点製作
フレーム側が加工されている為ステアリングダンパーが付けられないので
ダミー加工です。
若輩物の自分ですが、今夜ばかりは少々もの申させて下さい。
ビンテージブーム、旧車ブームでいろんな情報や良い車両が
入ってくる反面、
流行り物には必ずと言っていいほど、それがお金になるからと言って
介入してくる人達がいます。 ガラクタ同然の車両も輸入されます。
ブームと言って差し支えの無い現状では
本物と本物の人間を見極める目が必要かと思います。
自分も本物の修理屋と評価してもらえる様に精進します。
今夜は少々立腹なのでアルコールで前頭葉をふやかして明日に備えて
さっさと寝たいと思います。
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