連日の猛暑のおかげでグロッキー気味のグローリーエンジニアリング
ですが、作業は緊張感もって注意を払ってやっているので修理依頼、
カスタム依頼頂いている方安心して下さい
今日はグロッキー気味な僕をさらに追い込んでくれる作業内容でした
ショベルの4速ミッションのオイル漏れの根絶修理の為のオーバーホール
の依頼を頂いたのですが、ミッションケースのいいかげんな溶接修理痕からのオイル漏れ、内部ギアの表面剥離、シャフト、とほぼ使えるパーツが無いので
コスト面も考えコンプリートミッションに載せかえとなりました。
コンプリートミッションですが当初からいつもの修理の際の新品パーツと同じく
追加工は予定していましたが、
届いた状態でギアがニュートラルに入らない、
メインシャフトを手で回すとガラガラと音が出る、
と先の波乱を予感させてくれるには十分過ぎです。
まずはニュートラルに入らないトラブルシューティングです
これはニュートラルスイッチ取り付け部のザグリが深すぎ、ニュートラルスイッチ
が底付きしてしまいシフタードラムが回らない為でした
画像は加工後です
次にガラガラ音ですが、ケースとギアが当たっているのか ミッション
ケース側の加工ミスでギアピッチが近くなってしまっているのか、と
これまでの事例を疑いましたが、
予想は見事にはずれて1stギアが違う物が組んでありました
今回オーダーしたミッションはFLなので26丁のはずなのですが
実際に入っていた物はFX用で24丁なので外径が違うため
噛み合っていません
V-TWINさんお願いしますよ〜
完全に今時はやりのヒューマンエラーです
組む時気づいてないなら重傷です
気づいてて組んだなら終わってます
渦中の大企業とどこか似てるような。。。
信じる心も必要ですが、メカニックという職業上疑う目も必要かと思います
今日は小難しい内容でしたが最後まで読んで頂きありがとうございます!
GLORY ENGINEERING
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