昨夜は江戸川区で以前からかわいがっていただいている二人の先輩と
ミーティング?打ち合わせ?と言う名の宴に参加させてもらいました
悪い癖でデジカメを持って行き忘れたので画像が無いのですが、
業種こそ違いますが二人とも志が高く妥協の無い物造りを
されているので良い刺激をもらいました
良い刺激をもらってモチベーションが上がっている勢いで
パンヘッドのクランクケースエンジンマウントの溶接修理をしました
最初にエンジンマウントが折れると言う事はしっかりとした
組み付けを行っていると事故以外100%に限りなく近く起こる事は
無いのですが、アンマッチケースでエンジンマウントの上でがたつく
様なエンジンを無理矢理マウントボルトを締めて有る場合には起こります
溶接前の画像がありません
いきなり溶接済みです
大きく盛ってからの整形です
アウトラインを粗削りして
残っている部分から直線のラインの部分はこの段階で整形しておきます
なんなくエンジンマウントの形になってきました
せっかくなので少しこだわってクランクケースを鋳造した際のバリも
再現してみました [今回は再生ですがこんな小さな一手間の積み重ねで
雰囲気の良いバイクができるのかと思っています]
最後にサンドブラストを当てて鋳肌になじむように表面も加工しました
後はシリンダーまで仮組した状態で一番肝心の下面とマウントボルト穴です
ここまでやっておいて失敗すると全てが無駄になってしまいます
今日はここまでです
メカニックの立場からクランクケースの溶接修理自体おすすめできる修理
方法ではありませんが、パンヘッドやナックルの純正クランクケースの程度の
良いものも少なくなってしまって高騰してしまっているので、社外ケースを嫌う
場合の修理方法です
当然クランクケースに熱が加わってしまっているためマッチング作業は
やり直しになります
気になっている熱処理が有るのですが、懸ける事が可能であれば
溶接修理箇所のリスクを減らす事ができるかもしれません
GLORY ENGINEERING
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